難しさ
http://d.hatena.ne.jp/kilrey/20081026#p1
の続きというか一般化。
世の中にある難しいことはだいたい以下の理由を持っている。
- 必要なものや知識、技術の量が多い。
- 他者と競争している。
- 誰も答えを知らない。
つまり「学習」「競争」「研究」だ。
大抵の難しいことは努力と才能と少しの運で解決できる。少なくとも他の誰かが解決するか、誰も解決できないことが分かるという程度には解決する。その点でキーワードは自律的である。
もちろん、どんなことでも持っているかいないかと言えば三つとも持っているだろう。そのうちでどれが一番大きいかという話である。例えば、科学では「研究」が最も難しい。とは言え、「学習」の壁を乗り越えた人で尚且つ難しいことが好きな人くらいしか「研究」に至らないので、あまり難しいこと自体は問題にならない。
むしろ重要なのは困るかどうかである。困ることはだいたい以下の理由を持っている。
- 不必要なものや知識、技術の量が多い。
- 他者から邪魔されている。
- 本当に難しい。
つまり「煩雑」「妨害」「難問」だ。
「難問」以外の困ることは大抵、単純に問題を一つずつ解決するよりも、環境を変える方が効果的であることが多い。それらの原因は結局のところ(自分自身を含む)人間だからだ。その点でキーワードは自律的ではない。