2004-02-17 島田荘司『ねじ式ザゼツキー』ISBN:4061823418 読書日記 ううむ、序盤の展開は『眩暈』にそっくり。まあ、以前自分で使ったネタを一部再利用しているわけで、やや不満がないわけでもない。ただ、それでも『眩暈』より面白くなっていたし、こういう拡大再生産も有りなのかもしれないと思う。*1それと、横書きが読みにくい。ページの進む方向が右→左なのに文章の進む方向が左→右になっていて、視線の動きがぎこちなくなってしまう。途中に英語の文章を挿むことだけが理由だとしたら嫌な感じだ。 *1:純文では同じネタを使い続ける作家も多いし。