2004-02-18 浅暮三文『似非エルサレム記』ISBN:4087753220 読書日記 ある日突然、エルサレムが意志を持って動き出した!という現実+αの設定のファンタジー。 SF的なものを期待すれば緩々、風刺・寓話として読めば脱力、……、という調子で、決して全方位的な大作ではないと思う。戯画化された国際情勢の元で動き出したエルサレムがどうやって突き進むかを楽しめば充分、あまり深く考えてはいけない。*1 *1:ただ、200ページは長すぎる。半分くらいで丁度良いか。