『デスノート1〜7巻』大場つぐみ 小畑健

面白いと薦められたので読んでみた。もちろん、薦めた当人から借りて、である。
確かに面白いのだけど、違和感も少々ある。例えば、この展開に対して連載期間が1年9ヶ月というのは長すぎやしないかとか、「取引」というルールは無い方が緊迫感があるのではないかとか、死神の死亡条件が曖昧すぎるとか、云々。
結局「心理戦」を絵の勢いで説得力のあるものとして押し出すパターンに嵌っている辺り、サスペンスものとして読むよりは『ジョジョの奇妙な冒険』以降に連なる能力バトルものの一変種として読む方が正しいのだろう。本作には最近の超常現象恋愛ものと同じものが背景にあるのかもしれない(根拠なし)。