教養は役に立つ

世の中では学校の勉強は役に立たないと言われている。それは本当だろうか。
例えば、料理には様々なコツがある。その辺りを掴めないと美味しい料理は難しい。しかし、そのコツの大半は中学高校の化学や生物の範囲で説明できる。醤油ととても良く合うのが鰹出汁であって昆布出汁ではないのはアミノ酸のバランスに由来するのだから*1
もちろん、料理をまったくしたことがなければ美味しいものは作れないのは事実だ。しかし、自分の経験だけでとても美味しいものを作るのが難しいことも事実だ。その天井を越えるには伝統や科学といった先人の知恵に学ばなくてはならない*2

*1:醤油と昆布でも美味しいけど醤油と鰹節には勝てないよな程度の意味で。

*2:ちなみに伝統とは必ず実証的であり、自然現象に関しては科学と通じるところも多い。倫理の面を気にしなければ、社会制度に関しても局所安定解なのは明らかだ。