それはゲームの「進化」じゃない。

http://anond.hatelabo.jp/20090203225439の話。roguelikeとABA Gamesくらいしか遊んでいない人が書くのも何だけど。
少なくともハードウェアの強化に伴ってゲームは「進化」している。例えば、ベルト・アクションから無双アクションへという変化は「進化」と呼ぶに相応しい。モンスターハンターもこの延長線上にあるだろう。
CRPGからMMORPGへの変化はどうだろう。たぶん、MMORPGはMMOであることの方が重要で、現在のハードウェアで表現できて売上げも見込める既存システムはCRPG風のものしかなかった、というように私は認識している。例えば、『どこでもいっしょ』や『どうぶつの森』なら今すぐにでもMMO化できる。それで今より面白くなるかは判らないが、たぶんSNSと同じくらいには面白いのではないか。
私なり参照先の話を解釈しなおすと、ゲームは「進化」していないのではなく、ゲーム・システムの「進化」にゲーム物語の「進化」が追いついていない、という結論に至った。物語の都合にシステムを合わせたゲームが「進歩」しないのは当然ではないか。
少なく見積もっても2000年以上の歴史を持つ「物語」と高々30年の歴史しかないRPGを同列に語ること自体がおこがましいとも思う。「物語」はとっくの昔に線形成長の時代を終えてしまったのだから伸び代が少ないように見えるだけだ。本当に伸び代がないかどうかは受け手次第。