理系/文系
まあ、あまり意味のない分類ではあるけれど、意味のなさを再確認。
前提
理系/文系という分類は大学受験のためのものだ。受験科目を大まかに理系科目=数学、物理、etcと文系科目=古文、歴史、etcと共通科目=英語、現代文、etcに分けたものだ。だから大学受験でとても重要なのは言うまでもない。では大学受験以外でも重要なのか?それはちょっとよく分からない。
私の主張
ただ、私は理学でも工学でも文学でも社会工学でも実用数学は重要だと常々主張している。ここで言う実用数学とは
- 論理学
- 三段論法、全称命題、単称命題、etc
- 統計学
- 仮説検定、Garbage in, garbage out、etc
など。これらは何かを分析検討する際に必須だろう*1。
合わせると
大学受験ではこの実用数学がほとんど登場しない。つまり、理系/文系という分類は理学でも工学でも文学でも社会工学でも特に意味がない。一応、追記しておくと、大学内でも意味がない大学受験用の制度が大学以外で意味があるとは期待できないよね。
*1:これらの素養がなければ「下手の考え休むに似たり」ということで直感を信じて実践する方が良いのかもしれない。成功率は下がるかもしれないが、その分だけ試行錯誤する回数を増やすことができる。