懐疑チェック

Archivesの話*1

・その測定を裏付ける(査読を通った)研究論文があるか?
・主張されている「変化」は他の測定でも同様に観測できて、矛盾のない結果になっているか?
・実験結果を説明するための「モデル」を「指標」として使おうとしていないか?
・標準的な方法が使われているか?

自然科学。

上記のリストは自然科学を装ったもので利用される「誤った論証」の典型的なものだ。自然科学分野では特に、非専門家が画期的だと思うようなものは既に専門家が検討し尽している、ということが多い。だから標準的な方法を使うことが極めて重要になる。
もちろん、このような状況は専門家の層が極めて厚いことと不可分だ。専門家が数人しかいないようなマイナー領域では「標準」も充分な検証がなされていない。人数が多くても一つの閥しか存在しなければ同じようなものだろう。
このような意味で学問には多様性が必要だ。一枚岩ではないからこそ正しくなれる。

〆。

・実験結果を説明するための「モデル」を「指標」として使おうとしていないか?

という項目は正統な学問(とされるもの)でもしばしば該当する。そのような分野は外から一枚岩に見えるなあという連想で書いた。

*1:別件で書いたものの再掲だけど。