ロジックとデザイン

どうも「ロジック」や「デザイン」という語を聞くと身構えてしまう。その語の指すところが曖昧だからだ。

ロジック=ビジネス・ロジック

「ロジック」という語が指すものは大抵「ビジネス・ロジック」だ。この語はほとんど「ロジック』とは関係ない。Wikipediaには

ビジネスロジック(英: Business logic)は、データベースとユーザーインタフェース間の情報のやりとりを制御するアルゴリズムを指す(技術的でない)用語。

とあるが「アルゴリズム」とも呼び難い。問題と解が明確に定義されておらず手順だけが明確に定義されている、という点では「プロトコル」と呼ぶ方がしっくり来る。

デザイン=グラフィック・デザイン

「デザイン」という語が指すものは大抵「グラフィック・デザイン」だ。これは確かにデザインの重要な一部を占めているけれども、それがすべてではない。特にGUIは動的な側面が重要で、利用者へ情報をどのように提示するか、利用者から情報をどのように受け取るか、まで併せてデザインする必要がある。

微妙なフレームワーク

「ロジックとデザインの分離」を掲げるフレームワークは結局「ビジネス・ロジック」と「グラフィック・デザイン」を当てはめるだけのテンプレートになっているように思う。フローチャートくらいは「デザイン」に含めないと上手く行かないのではないかな。