「ライトノベルサイト杯」の問題

http://d.hatena.ne.jp/kim-peace/20090201/p2に関しての話。アンケートの技法が一助になれば幸いですが、まあ、お祭りには要らない技術ですし。
「ライトノベルサイト杯」の問題はこの母集団に関する点なのです。「ライトノベルサイト杯」という名前にも関わらず、「ライトノベルサイト」全体の意見を反映するのではなく、内輪の意見に終始しています。少なくとも「ライトノベル」の売上とサイトやブログの所有率から見積もれば投票数が足りないことは明らかでしょう。
何かを代表するために必要なのは「誰でも投票しています。」であり、決して「誰でも投票できます。」ではありません。母集団に偏りがあるならその偏った母集団の名前を名乗るべきです。これはつまり「みんなを勝手に代表する」問題の一つなのです。
「統計学的に論外なのはお祭りだから流せるけど、代表を詐称するのはお祭りでも流せないなあ」という気持ちで書いています。「ライトノベルサイト杯」という固有名詞として認識するかどうかで分かれるでしょうが、「ライトノベルサイト杯」という名称自体がバズワード以外の何者でもないと思います。何故「平和の温故知新杯」ではないのでしょうか*1？
(追記)
このツッコミと似た趣旨の追記がhttp://anond.hatelabo.jp/20090202175729にされていた。ううむ。

*1:旧称の「ラノリン杯」はぎりぎりか。