言葉と文脈

http://heis.blog101.fc2.com/blog-entry-126.htmlに関して、最近読んだ本に似た話があったので引用しておく。

日常語からなる文体はたしかにきわめて明瞭ではあるが、しかし平板である。クレオポーンやステネロスの詩がその例である。
他方、重々しさがあり、凡庸を避ける文体は、聞きなれない語を使うことによって生まれる。聞きなれない語とわたしがいうのは、稀語、比喩、延長語、そのほか日常語とは異なった語のすべてである。(以下略)